ミクラーシュ祭

チェコでは、12月5日の夜には、ミクラーシュがあります。

クラーシュはどのような行事かというと、

 

まず、家に、チェルト(鬼)がやって来て、悪い子を探します。見つけると袋に入れて連れ去ってしまいます。

それを怖がって、子供は良い子を振る舞います。

そうしていると、ミクラーシュという聖人と天使がやって来て、

 

「おまえはこの一年良い子だったか?」

 

と聞きます。

鬼に連れて行かれたくない子供たちは「良い子だった」と答えます。

するとミクラーシュは、

 

「それなら、何か詩を言えるか?歌えるか?」

 

と聞きます。

子供たちはミクラーシュたちの前で、日々練習して覚えた詩を披露します。

するとミクラーシュは

 

「よし分かった。おまえは良い子だな。」

 

と言ってくれて、天使が子供にお菓子をくれます。

 

子供が喜んで、めでたしです。

 

何処の国でも、鬼は存在して、怖い物なのですよね。

日本のナマハゲにも似ているなと思います。

 

我が家にも、ミクラーシュたちはやって来ました。

長男は、しっかりと覚えた詩を披露し、落ち着いたものでした。

昨年までは、怖くて逃げ回ってしまったのを思えば、成長したなぁと思います。

 

次男は、まだ詩を覚えられないのですが、勝手に口から出まかせで上手に詩らしいことを言って、お菓子を貰っていました。

それもそれで凄いなぁと思いました。

 

村全体のミクラーシュ祭、幼稚園でのミクラーシュ祭、そして家でのミクラーシュ祭。

 

何回鬼が来るの?って、長男はボヤいていました。