コロナ渦でも、夏休みは通常通り2カ月間のチェコ

 

コロナ渦で、世界中の学校が休校になっていました。

休みが始まった日や、期間はそれぞれだと思いますが、私の知るところでは、日本とチェコは状況が似ていたようです。

 

日本は3月の初めころから、チェコは3月10日あたりからお休みになり、

 

日本は6月ころから、チェコは5月初めころから段階的に学校が始まり、

3年生の長男は、5月25日から登校し始めました。

 

 

ですから、不足した授業数は似たようなものだろうと思っているのですが、その対処として、

 

日本では、夏休みを短縮して、学校で授業をしています。

10日間ほどしか夏休みがない学校もあると聞いてい、

 

そんなに短いのか!

 

と正直驚きました。

 

 

一方のチェコでは、例年通り、7月初めから2カ月間の夏休みが始まりました。

子供たちはキャンプに行ったり、お爺ちゃんお婆ちゃんの家に行っています。

 

 

日本で生まれ育った私は、

 

休んだ分、夏休み返上で勉強するのは普通

 

と思っていたのですが、旦那は、

 

そんなに勉強遅れてないのじゃない?

 

と平気な感じでした。

 

 

 

考えてみれば、日本とチェコでは新学年が始まる時期が違いますので、

 

4月の新学年最初から授業が遅れている日本の学校の方が、

 

その学年の勉強をほぼ終えていただろう(6月いっぱいで学年終了)のチェコより、

 

不安が大きかったかもしれません。

チェコでは卒業試験ができないなどの問題がありましたが、学校が再開すると試験も順次行われ、特に大きな問題にはならなかった様子です。

 

そういう違いもあるでしょうが、やっぱり、夏休みを減らすか減らさないかは、国民性が大きく関係しているのではないか、と私は思うのです。

 

チェコ人にとって、夏休みはとても大事です。

これがなくなるなんて、納得できない人もいるのではないでしょうか。

 

授業時間数を数え、休みよりも勉学を優先する、そういうことを普通に受け入れられるのは、日本で育った日本人だからだと思います。

 

日本人は、本当に勤勉です。

これはとても大事な国民性だと、コロナの後にも思います。