チェコのクリスマスは楽しい
チェコで一番大きなイベント、ヴァーノッツェ(クリスマス)が近づいています。
チェコでは、4週間前から、毎週日曜日に一本ずつロウソクの火を灯し、4本のロウソク全部が燃え尽きたらクリスマスになると、クリスマスをカウントダウンしながら待ちます。
子供たちはプレゼントをとても楽しみにしています。
でも、サンタクロースはいません。
代わりに、イエジーシェクという、姿を誰も見たことが無い、どんな生き物なのか分からない人がいて、プレゼントをこっそり持って来てくれます。
子供たちは前もって、イエジーシェクに宛てて、欲しい物を手紙に書きます。
ご希望の品が貰えるかは、両親次第なのですけど。
日持ちする焼き菓子などを大量に作り、クリスマス休暇に食べます。親戚などが家にやって来るので、一緒にお菓子を食べながら、お喋りを延々と続けます。
ツリーも重要です。
イエジーシェクが、ツリーの下に、プレゼントを置いて行ってくれるからです。
普通の家でも、大きなツリーを飾ります。
生きた木を飾る家庭も多いです。
イブの夜は、鯉のフライを食べます。
付け合わせは、マヨネーズたっぷりで、ちょっと酸味のきいたジャガイモのサラダです。
この夕食を食べるまでは、あまり食事をとらずお腹を減らしておきます。
すると「金の豚」の幻想を見る事ができるそうで、見たら縁起が良いそうです。
わが村の学校は、クリスマス前になると行事が立て続けにあり、子供たちが練習した歌や詩を発表したりして、親も見に行きます。
クリスマス前の最終日には、みんなが家から手作りお菓子を持参して、一緒に食べ、遊んで、プレゼント交換します。
我が家の長男は、この日、ウキウキで登校して行きました。