ミクラーシュがサンタクロースになったという説。でもチェコでサンタを売るのはどうかしら。。。

チェコに長い間住んでいながら知らなかったのですが。。。

 

ヨーロッパのいくつかの国で祭られているミクラーシュが、アメリカなどの国で活躍するサンタクロースの元の姿だそうです。

 

先日義母が、興味深い記事を見つけたと言って、雑誌を読み上げてくれたのですが、そこに

 

クリスマス文化がヨーロッパからアメリカに渡ったときに、ミクラーシュがサンタになった

 

ということが書かれていました。

 

確かにミクラーシュとサンタは見た目がそっくりですので、この説に納得です。

両方とも赤い服を着ていて、白い髭をたわわに生やしたお爺さんです。

 

でも、チェコではミクラーシュのお祭りは12月5日です。

クリスマスのプレゼントはイェジーシェクが持ってきてくれます。

 

サンタの出番はありません。

 

なのに近年スーパーなどで、ミクラーシュ祭が近づいてくると、ミクラーシュに混じってサンタ柄の商品が売られているのが目につくようになりました。

 

 よく見れば手に持っている物や服の形が違うので区別できますが、知らずにサンタを買う人もいるのではないでしょうか。

  

「似てるし、いいか」

 

という感じで、マーケットの事情で売られている気がしてなりません。

 

間違って買おうとしているお年寄りを見つけたら、思わず

 

「違いますよ」

 

と声をかけるのが親切なのではと思ったりもします。