お見送りの文化

日本では、レストランに行っても、旅館に泊まっても、帰るときにはお見送りしてもらえます。

親戚や友達と別れるときも、何度も振り返ったりして相手を見送るものです。

逆に見送りがないと、

「なんだ」

とガッカリするくらいです。

 

そんな私にとって当然だった「お見送り」ですが、日本を離れてから、見送りしない人たちが結構多いのだと気がつきました。

 

たとえば、私の近所のママたちは、子供が学校に行くのを見送りません。

玄関で手を振って、そのままバタンとドアを閉めてしまいます。

 

最初それを見たときは

 

え??

喧嘩したの??

 

と思ってしまいました。

 

でもそうではありません。

普通なのです。

 

私はいまだに、姿が見えなくなるまで窓から息子の姿を覗いていますし、それを知っている息子は、振り返って手を振ってくれます。

それが私にとって小さな喜びにもなっています。

 

チェコ人って、そんな感覚がないのでしょうかね?

 

旦那の家族は、見送ってくれます。

特に義母は、日本風です。

見えなくなるまで、寒い冬の日でも外に出て手を振ってくれます。

 

義父は、玄関先で手を振ってくれます。

 

それに加えて、別れ際にはハグとキスの挨拶をするので、日本以上に愛情を込めた別れだと思います。

 

チェコでも、家庭それぞれなのでしょうね。。。

 

でも、レストランやホテルでの丁寧なお見送りはチェコではありませんので、やっぱり

 

「お見送り」は日本文化かなぁ

 

と思います。