学校の資金調達法

うちの村の学校は、学校行事にお金が必要になると、親から集金します。

でも、それだけでなくて、カーニバルで儲けたお金を、学校行事にまわしています。

 

カーニバルというのは、毎年2月に開かれる仮装大会のことです。

この仮装大会では、大きなビンゴゲームも開かれます。

 

まず、ビンゴゲームに参加するには、紙切れを購入します。

今年は、紙切れ一枚25円でした。

紙切れには、数字が書かれているものと、ただのジョークが書かれているのがあります。

景品が当たるのは、番号が書かれた紙を買えた人だけです。

おみくじみたいなもので、紙切れを買って、中を開けるまでは、何が書かれているのか分からないのです。

 

見事番号が書かれた紙切れをゲットした子供たちは、喜んで景品と交換に行きます。

しかし、当たらない紙切れの方が断然多いです。

 

景品は、大抵が10円もしないようなシールだったり、風船だったり、定規だったりしました。

中には、ジグソーパズルやぬいぐるみなどの景品もありましたが、少しだけです。

 

なので、このビンゴゲームで、学校はかなり儲けたと思われます。

 

詐欺だと非難を受けないのは、このお金が、学校行事にまわるからです。

先日息子たちは、街のアスレチックに行ってきましたが、この入場料や交通費は、カーニバルの収益でまかなわれました。

学校に講師を招いてのエチケット講習会も、この収益でまかなわれました。

映画鑑賞にも、学校と幼稚園のみんなでバスに乗って出掛けていました。

 

私が感心するのは、ビンゴゲームで紙切れを大量に購入する家族は、お金に余裕があったり、そういうのが好きで買う家族であって、お金がある人たちなのです。

お金のある人から、多くお金を集めてしまうという手法が、素晴らしいなぁと思うのです。

 

因みに我家は、カーニバルに初参加した旦那のお母さんが、子どもに催促されて次から次へと紙切れを購入していました。。。

それでも、1000円くらいですが。。。

そのかいあってか、ジグソーパズルとぬいぐるみを勝ち取り、息子たちは満足してました。

 

一等賞は、ソーセージやサラミなど肉製品の豪華詰め合わせでした。

勝ち取ったのは、ベジタリアンのご家族でした。

肉、どうしたのでしょうね。