学校の掃除をしない子供たち
チェコの学校には、掃除をしてくれる人がいます。
村の学校にはママくらいの年齢の女性がひとりいて、その方が幼稚園と小学校の掃除をしてくれています。
それがその人の仕事なので、床拭きも、トイレ掃除もしてくれます。
え?
子供はどこを掃除するの?
と思いますが、基本、チェコでは子供は掃除をしません。
自分の机の上の消しゴムのカスなどはゴミ箱に捨てているでしょうが、教室の机を後ろにひいて、みんなで床を掃くことはないのです。
もともと、掃除の時間がないのです。
このことを私が驚いていると、旦那は
日本の掃除の習慣はとてもよいことだ。
チェコにも取り入れるべきだ。
と言っていました。
自分が使った場所と物は自分で責任をもって片付ける
という考えを、学校で学べますから。
もちろん、チェコ人だって家庭でそういう教育はしています。
ですから、散らかしっぱなしで困った子は私の周りにはいません。
チェコに、掃除を仕事にしている人が少なくないこと、認められた仕事であることを考えると、学校で子供が掃除する制度を取り入れてしまうと、今度は掃除をする人の仕事が減ってしまうので、それもよくないのでしょうか。
場所が変われば文化が違うと、しみじみ思います。
割るは「:」で、掛けるは「・」
小学三年の長男は、学校の算数で「割り算掛け算」を習っています。
長男に教科書を見せてもらった私は
え?
これ割り算?
ちがうでしょ?
と思わず言ってしまいました。
それからじっくり計算式を見てみて、やっぱり割り算なの?と思いました。
割り算と思えなかった理由は、記号が「÷」でなく、
縦に点が2つチョンチョンと並んでいるだけ、
:
だったからです。ちょっと目が悪いと見落としそうです。
仕事から戻った旦那に早速聞いてみると、
これが割り算の記号だよ
日本では違うの?
と逆に不思議がられました。
掛け算の記号も違っていて「×」ではなく
・
です。
これも見落としそうです!
2・3=6
6:2=3
という具合です。
国が変われば記号も変わるのですね!
集中すると、真剣なペコちゃん顔になる息子
6歳の次男が、一生懸命に絵を描いていたので、
ばんがっているなぁ
と思いながら彼の顔を覗き込むと、口から舌が出ていて、それは「あっかんべー」というよりは、「ペコちゃん」のように横に曲げられていました。
舌にまで力が入っていて、だらんと垂れているのではなく、ぎゅっと曲がっているのです。
真剣なのに変な顔
と、笑いそうになりましたが、集中力が途切れてはいけないと思い、グッとこらえました。
でもこの「真剣なペコちゃん顔」は一回だけではなかったのです。
集中すると、次男は自然と舌が出て横に曲がるのです。
思い出してみれば、一時期、長男もこんな顔をしていました。
子供ってみんなそうなのでしょうかね?
ちょうど良い長さだった今年のクリスマス休暇
今日1月6日から学校と幼稚園が始まりました。
昨晩から次男は
「幼稚園たのしみ」
と言っていて、今朝は6時前に起きるとちゃっちゃと着替えて、普段なら完食しないこともある朝食を、しっかり食べりき、元気に出かけていきました。
長男はそれほど気合は入っていませんでしたが、次男の勢いにつられたのか、いつもより時間に余裕をもって準備完了、出かけることができました。
楽しかったクリスマスと新年休暇が終わり、早起きしなくてはいけない生活に戻るのはつらいかなと心配していたのですが、2週間ほどの長さの休暇は
そろそろ規則正しい生活に戻るのが良い
と自然と感じられるくらいの、ちょうど良い長さの休暇なのですね。
クリスマスにスターウォーズ全DVD(夜明けはまだ)を鑑賞
2020年になりまだ2日だというのに、今日から旦那はお仕事に行きました。
正月休みが1月1日だけというのは、日本人の私にとっては本当に物足りないです。
でも、クリスマス休暇が早く始まっているので、お正月まで沢山休むのは贅沢ですよね。
子供たちは、2日(木曜日)、3日(金曜日)も休みで、6日(月曜日)から学校と幼稚園です。
今年は曜日の巡り合わせがよくて、子供たちは長期休暇になりました。
クリスマス休暇中にしたことのうちで、ちょっと変わったことは
スターウォーズのDVD鑑賞
です。
毎晩1巻づず、本編以外の巻も見たので、9日間の観賞会でした。
私は一度全て見たのですが、覚えていないことが多く新鮮に楽しめましたし、
人間関係がややこしく一回目では理解できずにいたことも、今回でスッキリしました。
映画は、繰り返し見ても良いものなのですね。
私の記憶では
スターウォーズは戦闘シーンが多く、息子たちにはまだ早いのでは
という不安があったのですが、見て見ると、古い映画だからでしょうか
あっさりしていてリアル感がなく、荒々しさが伝わってこない戦闘シーン
でした。
新しい巻になるほどリアルにはなっていましたが、それがずっと続くわけではなく、次男は怖くなると毛布の下に隠れて乗り切っていました。
日本で放送されている日本の子供向けテレビ番組、たとえば仮面ライダー系の番組でも戦闘シーンは荒々しいですものね。
息子たちは、持っているスターウォーズカードと同じキャラクターが登場すると嬉しそうに名前を呼んでいました。
ダースベイダーはいつでるの?
アナキンは?
とキャラクターが登場するのを楽しみにしていたのですが、あまりにも何度も旦那に聞くので、
静かにしろ
と征されることも度々でした笑。
それにしても子供の記憶力って凄いですね。
私はカタカナのキャラクター名がややこしくて覚えられないのですが、特に8歳の長男は長い名前もしっかり記憶しています。
しかも時間的、空間的なことも映画を見て理解した様子です。
好きだからこそ覚えられるのでしょうけれども、やっぱり若い脳は吸収力が違いますね。
振り返ってみて、このクリスマスはスターウォーズな日々でした。
次の巻でどんなことが起きるのか想像して家族で心待ちにしたり、スターウォーズを鑑賞するために一日のプランを調整したりもしました。
息子たちが集めていたカードは、48種類全て集めたという友達が余分なカードを大量に譲ってくれて、次男のコレクションも増えました。
クリスマス前には、大量に買い物をしたのでカード10袋は貰えるだろうと期待していたのに、お店のカードは全て配り終わりで終了、一袋も貰えず長男が涙するというハプニングもありました。
お店は、これほど子供たちが夢中になるとは予測していなかったでしょうね。
クリスマス休暇が終わり、スターウォーズ全巻見終わった今はちょっとスターウォーズロスですが、「夜明け」のブルーレイが出たらきっとすぐに購入して家族で見ます!
チェコでは映画館に行くと大人200コロナ(1,000円)くらい、子供は半額ほどなので、3,000円ほどします。
それならブルーレイを買って、家でのんびり足を延ばして鑑賞して、途中にトイレ休憩もできる方が私たち家族にとってはよい選択です。
数カ月先が楽しみです。
スターウォーズのカードが流行っている
スターウォーズの「スカイウォーカーの夜明け」が公開されましたね。
チェコでも噂になっていて、義兄は家族みんなでプレミアを見に行くほどでした。
スターウォーズファン待望の作品ですよね。
私はそれほどファンではないのですが、最近、息子たちが
スターウォーズのカード集め
に熱心なので、それを見ていると何だか気になり始めました。
このカードは、大手スーパーのカルフランド(Kaufland)で300コロナ(1500円くらい)買い物すると1袋貰えるもので、袋には2枚のカードが入っています。
600コロナ買い物すると2袋もらえます。
息子2人が満足するために、私は極力2袋貰えるように買い物を調整するほどの気の使いようです。
カードにはスターウォーズに登場するキャラクターの絵がそれぞれ書かれていて、全部で48種類あります。
それを全種類集めることに、今、子供たちは夢中です。
村の小学校、幼稚園、それに隣町の習い事に行っても、子供たちがカードを持ち寄っています。
そして、カード交換して自分が持っていないカードを手に入れようとします。
子供ながらに頭を使って、できるだけ好条件でカードを手にしようとしている様子は、見ていてとても興味深いです。
長男はこういうことに長けているので、がんばっております。
次男はまだ幼く、お兄ちゃんや賢い友達にうまく利用されているように見えて、かわいそうです。
でも、こうして子供は遊びを通して学ぶのだなと、カード交換は悪くない遊びだと思います。
私も子供のころ、牛乳キャップを集めました。
ビニール袋いっぱいにキャップを持っていた男の子もいたなぁと、懐かしく思い出します。
このカードを入れるための専用の本があるのですが、昨日、息子たちのお願いに押し切られて購入してしまいました。
一冊500円。。。2冊で1,000円。。。
出費でしたが、仕事から帰ってきた旦那もこの本を喜んで見ていました。
旦那もスターウォーズ全DVDを持つほどのファンなのです。
息子たちが
これは誰?この人は良い人?悪い人?
など質問すると、旦那は得意げに説明していますが、ネタバレしないように注意もしています。
近いうちに、息子たちとすべてのDVDを見ることになりそうです。
明日からクリスマス休暇。授業なしでプレゼント交換する日
今日の長男はウキウキでした。
言葉は古いですが、私にとってはこの表現が一番しっくりきます。
今日は学校の授業はなく、クリスマス一色の日なのです。
チェコでは、クリスマス用にお菓子を家で大量に手作りする家庭が多いのですが、そのお菓子を持ち合ってクラスの子たちと一緒に食べます。
そして、それぞれがプレゼントを持ってきて、プレゼント交換もします。
長男が1年生の時は、
「学校にプレゼントを持参するの??!」
と驚き、なにを持たせようか悩みましたが、3年生にもなると長男も慣れていて、
「今年は4年生の子と交換するから。知恵の輪でいいよ」
とプレゼント選びもすんなりできました。
クリスマス用のお菓子も、週末から順番に作りはじめて、昨日には完成しました。
長男が箱いっぱいにお菓子を詰めいるのを見ていると、作った私としては大満足でした。
今日は一日中、お菓子を食べたり、友達と遊んだりします。
クリスマスが一年で一番大事なイベントである国だからこそだなと思えます。