教会の鐘は時計
チェコで初めて知ったのが、教会の鐘の鳴り方。
実は、時計の役目を果たしているのです。
これが、チェコ全国なのか、わが村だけなのか、まだ確信はないのですが。。。
これが結構便利です。
庭仕事をしている時、公園で遊んでいる時、鐘の音を聞けば、時間が分かるのです。
どうやって時刻を教えてくれるのか、興味がある人は、下の解説を読んでみて下さい。
でも、実際に聞かなくては、分かりにくいかも知れません。。。頑張って説明してみたのですが、どうでしょうか。
解説(チェコの鐘の鳴り方)
まず、教会の鐘の音は、2種類あります。
「低い音」と、「高い音」。
低い音は、「分」を、高い音は、「時」を教えてくれます。
毎15分ごとに、高い音が鳴ります。鳴る回数は、1回、2回、3回、4回の4種類あって、
15分には、1回
30分には、2回
45分には、3回
0分丁度には、4回
鳴ります。
そして、0分丁度の時、なので、一時間に一度だけ、
この高い音の鳴った後に、続いて、低い音が、その時刻の数だけ鳴ります。
1時には、1回
2時には、2回
3時には、3回
4時には、4回
・・・
12時には、12回
このシステムなので、例に出すと、12時0分丁度に鐘は、
ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、と高い音が、4回聞こえ、
その後に続いて、
ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、と低い音が、12回聞こえるのです。
でも、12時15分には、
ボーン、と高い音が一度鳴るだけです。
1時15分も、同じく
ボーン、と高い音が一度鳴るだけです。
何時であっても、15分には
ボーン、と高い音が一度鳴るだけなのです。
時刻が0分ぴったりの時だけ、低い音を鳴らして、時刻を教えてくれるのです。
それじゃ、何時か分からないじゃない?と思う人もいるでしょうが、
これが、野生の勘で、大体何時代なのかは、分かるようになります。
低い音が何回なるかを数えながら、「あ!やっぱり6時だった。」とか、当たったら嬉しかったりもします。
夜中でも構わず、ボーン、ボーン鳴っているので、最初は、うるさくて寝れないのでは。。。と思ったのですが、全然気になりません。窓を閉めていたら、それ程聞こえません。慣れますし。
夜中にふと目が覚めた時や、寝付けない時、鐘の音を聞きながら、「あー、もう15分経ったのか。」と思ったりもします。