チェコの温泉療養にて

アレルギー、湿疹、喘息の次男に、かかりつけの医師が「温泉療養」の推薦状を書いてくれました。

 

それが承認され、今、次男と一緒に

 

Luhačovice(ルハチョビチェ)

 

という温泉治療施設に来ています。

滞在して10日ほどが経ちました。

 

この滞在は約一月間続きます。

温泉(といっても、日本の温泉のイメージではなく、お風呂みたい)につかり、健康な生活を送ります。

 

次男は喘息ですが、今回は喘息むけのプログラムは組まれておらず、毎日

 

温泉、運動、マグネットテラピー、ビオトロン(光線に当たる)、湧き水を飲む(ミネラルたっぷり)

 

という、湿疹治療むけのプログラムを繰り返しています。

喘息むけには

 

吸引

 

のプログラムもあるのですが、医師は

 

今は落ち着いているから、湿疹治療に重みをおきましょう

 

とのことで、今回は吸引なしです。

 

それぞれのプログラムは個人で時間が決まっていて、それに従って動きます。

時間通りに動いていて、学校生活を思い出しました。

 

たとえば、ある日の予定は

7時15分 朝食

9時15分 温泉

9時55分 運動

10時45分 マグネットテラピー

11時15分 昼食

午後から自由行動(この間に ビオトロンと湧き水を飲みに行く)

17時15分 夕食

21時には静かにする

 

でした。

時間に遅れると、次の人の開始も遅れてしまうので、時間厳守です。

 

私たちのいる棟には、2歳くらいから15歳くらいまでの子がいます。

6歳からは保護者なしでも滞在できると聞きましたが、私の見る範囲では6歳くらいでも保護者が一緒に滞在しています。

10歳くらいになれば、子供だけで滞在しているようです。

 

ここに来て10日。。。

 

次男の湿疹の状況は変わりません。

酷くも、良くもならないです。

 

アレルギーの卵を一切食事から取り除き、24時間、次男に付きっきりで暮らしていますが、それでも湿疹の原因がわかりません。

 

卵を食べなくても湿疹が始まったので、卵が原因でないことは分かりました。

 

 

次男はここでの暮らしをエンジョイしています。

各階に遊戯室があり、そこに行けば誰かが遊んでします。

わざわざ誰かのお家に遊びに行かなくても、ここではすぐ横の遊戯室にさえいけば、誰かと遊べるのです。

 

夕方も遅くまで遊べるので、次男は夜7時まで遊んでいます。

でも7時には部屋に戻り、就寝準備して、8時には寝るよう約束しています。

一昨日、昨日は7時に帰ってくるという約束が守れず、私が遊戯室にお迎えに行ったのですが、今夜は守れるでしょうか。

 

次男はお兄ちゃんやお姉ちゃんが好きなので、ここでも気の合う年上の子を見つけたようです。

いつも食堂でその子と遊ぶ約束をして、遊戯室に集まっています。

 

週末は、保護者が交代することが多く、たとえば

 

平日はママ、週末はパパ

 

というように入れ替わったり、おじいちゃんやおばあちゃんもよく見かけます。

週末も朝ごはんは7時15分なので、まったく寝坊はできず、週末の気分ではないのですが、保護者が変わるせいか、雰囲気が違います。

 

ここでの滞在費は、今回わたしたちはタダです。

この温泉治療には保険がきいていて、シーズンにもよるようですが、今のシーズンはタダなのです。

食事と部屋代、掃除もしてもらえるので驚きです。

 

家と違って気を使うこともありますが、慣れてくればそれもなく、ただタンタンと生活しています。